中級者編 しゃがみグラップをおぼえよう!


遅らせグラ(遅らせ立ちグラ)の弱点

脱初心者で説明した遅らせグラは初心者同士の対戦では猛威をふるいますが、当然弱点もあります。
それがなにか、おわかりでしょうか?

下段攻撃です。

※立ちグラと下段のリスクリターンを”ー”としましたが、これは相手のタイミングによって勝ち負けが変わるためです。くわしくは後ほど解説します。

さらに立ちグラを潰す下段攻撃もある為、遅らせグラだと勝率は、ほぼ五分となってしまいますね。


しゃがみグラップ(しゃがグラ)の利点

ここでようやく”しゃがみグラップ”通称”しゃがグラ”の出番です!

しゃがグラは、しゃがんだ状態(しゃがみガード中)で遅らせグラップをすることです。
これにより、リターンは得られずらくなりますがリスクなく相手の攻めを凌ぐことが出来ます。


しゃがみグラップ(しゃがグラ)をおぼえる前に

文章に書くと簡単ですが、今までの行動と比べてタイミングがはるかに難しくなります。

普段しゃがグラが安定している人でも、とっさのときにはミスが怖くて立ちグラを使用することも少なくありません。

必ず、今までの講座の動きが出来るようになってから練習しましょう!


しゃがみグラップ(しゃがグラ)のやり方

1.立ちグラのシステム解説

立ちグラのシステムがわかっていないとしゃがみグラップは出来ません。
まずはじめに、通常のグラップ(立ちグラ)の発生条件について詳しく説明します。

このゲームの投げ抜け受付猶予時間は7フレームです。
相手に投げられてから7フレーム以内にグラップ(弱P+弱K)を入力することでグラップ(投げ抜け)が成立します。

では、投げられる1フレーム前にグラップ入力した場合はどうなるでしょうか。
実はこの場合もグラップが成立するのです!

どうしてかというと、グラップ入力は投げコマンドも兼ねていますよね。
投げの発生前に相手に投げられた場合、投げ抜けが発生するのです!

投げの発生は3フレームなので、3+7=10フレームが立ちグラの猶予となりますね。
さらに早すぎてまだ相手が投げを入力する前にグラップを入力しても自分が投げにいき、相手がグラップする状態になるので合計すると3+3+7=13フレームも猶予があることになります。


2.しゃがみグラップの入力方法、タイミング

しゃがんだ状態(しゃがみ状態)でグラップ(弱P+弱K)を入力します。
これにより、ガード投げ抜けでは防げなかった下段攻撃も防ぐことができます。

ただし、相手の投げの発生前に入力してしまうと、しゃがみ弱Kが漏れてしまいます。
しゃがみ弱Kは投げに負けてしまうのでしっかり相手の投げが発生してから入力することが大切です。

したがって、投げ抜け猶予は7フレームのみとなります。

ですが、投げられたのをみてからでは間に合いません。
しゃがみガードで数フレ待ち、しゃがみグラップを入力します。

数フレ待つのは感覚です。
投げ受付時間ギリギリで遅らせしゃがみグラップができるようになると、打撃もほぼガードできるようになります。
基本的なセオリーは相手が最速で投げてきたときに”投げ抜け受付時間の6〜7フレーム目でしゃがグラを入力”といわれています。

しゃがグラのシステムは知っているがしゃがグラは苦手、というプレイヤーをよくみかけます。
立ちグラ時に先行入力の恩恵を得ていることを理解していない為に投げ抜けのタイミングを測れていない傾向が強いです。
失敗の原因は入力タイミングが早過ぎるか遅すぎるかのどちらかだけです。

まずは立ちグラ時のボタン連打をやめる→ガード投げ→しゃがみグラップとステップアップしていくと、失敗の原因がわかってくると思います。

しゃがグラがとりあえず安定してきたら、次にできるだけ遅いタイミングで入力出来るように練習しましょう。
遅ければ遅いほど相手の打撃をガード出来る確率が増えます。

リスクリターンはこのようになります。

難易度は高いですが、相手の択にほぼ負けないしゃがみグラップ。
ぜひ、マスターしてくださいね!